『47原則』限界地点がわからないものは諦めていけない、という「考え方」

『47原則』限界地点がわからないものは諦めていけない、という「考え方」

週末になると、月に1-2回マッキンゼー時代の友人と中長距離ランニングに出かけます。住まいが六本木に近い場所なので、そこから池袋だったり、新小岩だったり、一回は千葉県舞浜にある東京ディズニーランドに走ったことがあります。その友人はその昔、大学ではローイング部に所属していた、いわゆる体育会系で、ぼくと走るときは常にペースを落としてくれますが、やはり運動量が足りないのでしょう、15キロのランを終えた次の日(日曜日)にまた同じ距離かそれ以上を走ったというポストを見せてくれます。まさに、最強のマシーンです。その彼に教えてもらったことは数多とありますが、その一つが「アスリートとしての限界の壁」という概念です。

彼がいうことをぼくなりに解釈すると、スポーツをやっていて一番よかったこと、それは、「人には絶対的な差と、相対的な差がある(距離)」ということです。前者は頑張っても非常に埋めにくい差で、後者は頑張ればどうにかなる差のことです。例えば、2メートル以上の大男を想像してみてください。余程運動神経が鈍い場合を除いて、一般の人がこの方とバスケットボールの勝負をしても勝ち目はほとんどないでしょう。ちなみに、文部科学省によると日本人男性の平均的な身長は170㎝前後で、160㎝台と170㎝台の方々を足し合わせると全男性人口の90%以上にも達します。

ぼくがその概念を学んで感じたことは以下の通りです:

  • 健康であればほとんどのことが成し遂げる
  • 頭が良い、悪いとはそんなに関係なく、努力より、やった結果がもっと重要
  • 「できる可能性」に感謝して前を進んでいく
  • 好きなことを見つけるのは難しく、それを見つけたら大切に育ていくのが大事

人生において一番大切なのは、言うまでもなく、「考え方」です。そのところが間違っていると、なにも起こりません。そして、成功へはいたりません。ぼくはそう思っております。

稲盛和夫氏が著書を通して語った人生の生き方への法則が非常に興味深いです。

掻い摘んで説明すると、その数式は:努力、才能、考え方の三つに分けられます。

この三つの要素が合わさって自分の将来や結果が決まってくる、というのです。ここで大切なのは、「努力」と「才能」というのはゼロから百の値(0-100)で評価できるのだが、三つ目の考え方はなんとマイナス百からプラス百(-100~100)までの幅があるということ。このインプリケーションはもうお分かりでしょうか、。

そうです。どれだけ努力しても、才能があふれている人であったにしても、考え方がマイナス1にもし傾いていたら、それはすべて逆方向なのです。水の泡なのです。

日々我々は仕事をしているとあまり自分の限界地点を知りません。勝手にこれはできないとか無理だとか決めつけてしまいます。でも少しでも望みがあるのであれば諦めてはいけないのです。それを、諦めないためには、相対的な距離か絶対的な距離の認識と判断が必要だということです。

絶対的距離と相対的距離という概念もその考え方に根ずく一つだと思います。だから、ぼくは色々な人の豆知識と考え方を大切にしています。

 

これからもそうやって頑張って考え方、How you think,を磨いていきたいと思います。

 

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シュウ ハットリ

シュウ ハットリ

経営コンサルタント。カナダ・マギル大学商学部卒業、政府奨学生として国立台湾大学卒業(経営学修士)。マッキンゼー・アンド・カンパニーを経て2015年独立。日中を市場とする求人ポータルサイト運営など、ベンチャー設立経験も複数有する。日本語と英語を母国語とし、中国語も堪能。初の著書として、米国にて2015年11月に『The McKinsey Edge』(マグロウヒル社)を刊行、2016年7月7日に本人完訳による邦訳版も刊行。 Shu Hattori is an author of a global-selling book called The McKinsey Edge (McGraw-Hill Publishing), which helps give practical tips for successful career to leadership. The success principles outlined in the book are based on his own personal experiences while at McKinsey and insights he acquired from other leaders. It has been translated into Japanese and Spanish.
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